こんにちは!
ソラルテ空間設計の上原です。
今回は前回に引き続き、築39年の中古マンション再販リノベーション-part2-リビング・キッチン編をご紹介いたします。
キッチンをアイランド型にしてリビングと一体化
元々は別々だったリビングとキッチンを人気のアイランド型キッチンに。
これもライフスタイルや夫婦の関係性の変化ですが、一昔前の男は外で働き、女は家を守り家事、育児を行うというライフスタイルから、共に育て、共に家事をし、という近年の夫婦の関係性の変化の一つだと思います。
リビングの大きな窓と、専用庭から吹いてくる心地よい風や外の景色を見ながら、夫婦共にお子様の成長を見守ることができる空間に仕上げました。
便利なリビングキッチンのデメリットを隠す
一体型のリビングキッチンは一変すると生活感が丸出しの雑多な雰囲気にもなってしまうこともあります。
家事と育児をこなすことは、並大抵のことではなく、特にお子さまが小さな時は手がかかりおろそかになる部分も出て当たり前です。
キッチン空間は、極力隠せる部分をつくること。
例えば、パントリーを事前に造作したり、リビングから見えにくい場所に家電収納などを造作。キッチン奥に収納スペースを確保しておく。
これだけでも、モノが散らかっていないすっきりとしキッチンの維持に繋がります。
メイン空間のデザイン
リノベーションは、機能や性能などを最優先し、デザイン性のみではいけない!と前回part1でもお話ししましたが、快適な住まいをつくる上でデザイン性ももちろん大切なことです。
全体的なデザインイメージは「生活の中にホテルのような落ち着いた空間デザイン」で仕上げようと考えていたため、キッチンはグラフテクト社の二列型のシステムキッチンを採用しました。
具体的には、
・キッチンはグラフテクトのシステムキッチンを採用
・グラフテクトの石目キッチンが映えるように、壁天井ともグレーのクロスでホテルのような雰囲気に
・フローリングは幅広のイタヤカエデの突板フロアを採用し、天然の杢目が高級感のあるまとまりに
ちょっとしたカラーバランスで全体の印象は大きく変わります。
〈グラフテクトキッチンとは?〉
125万円のワンプライスで11種のデザインとレイアウトから自由に組み合わせのできるキッチンメーカーです。デザイン性はもちろんのこと、多くの欧州トップメーカーが扱うキッチンに最適な高級メラミン素材。キズ・摩耗・汚れ・水・衝撃に強く、手入れしやすいのが特徴です。
https://graftekt.jp/material
リビング・キッチンは生活の中心になるところです。
ちょっとした工夫で住んだ後の快適さはだいぶ変わってきますよ〜。
次回は、水まわりや収納スペースについてのポイントなどをご紹介したいと思いますので、是非お楽しみに!