COLUMN住まいのコラム

BLOG

7

〈リノベーション事例〉築39年中古マンション再販リノベーション -part3-水まわり・収納篇

施工事例

こんにちは!
ソラルテ空間設計の上原です。

いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、築39年の中古マンション再販リノベーション-part3-の最終篇、水まわり・収納篇のご紹介です。

今と昔の水まわり

リノベーションにおいて、一番大切なポイントは水まわりです。
前回のリビング・キッチンもそうですが、浴室や脱衣所、洗面スペースは狭く押し詰めた感じがある中古物件が多いです。

人に見える場所ではないですが、水まわりの空間は住むということを考えると重要なスペースです。

今回の物件は、元々リビングとキッチンが別々の独立型だったところを、リビングと一体化させることで浴室を移動させました。窓がなく、暗く通気性も悪かったため、窓があることで明るくなり、通気性も確保しました。

北側窓の結露と直接関係はしていないかとは思いますが、家全体の換気や通気性という部分は間接的に影響しあっている部分も多いため、結露対策としても有効になります。

また、浴室・脱衣場・洗面と混沌としていたスペースに洗面脱衣所を独立させることで水まわりの収納スペースを大きくとれるように。洗面化粧台も新規交換し、水まわりの空間を快適に使えるように変更しました。

ちなみに北側の結露が酷かった窓は、インナーサッシを採用し、室温と外気との差を軽減しました。
インナーサッシは内と外の気温差による結露対策以外にも、気密性や断熱効果、遮音効果も期待できますので、快適に暮らせる以外に、省エネにも有効です。

余白のスペースをどう使う

水まわりの空間はもちろん、建物のあらゆる箇所に余白スペースを使う、埋めるということもリノベーションのポイントの一つです。

今回、家の顔となる玄関は、できるだけ広く取り、飾りのできる壁のニッチ収納でおしゃれな雰囲気に。
少しのスペースの広がりで気持ちよく「行ってきます」「行ってらっしゃい」のつながる空間に生まれ変わります。

各部屋の収納をファミリークロークで余白をつくる

主な収納スペースとして、ファミリークロークを新設しました。

リビングから使える大容量のファミリークローゼット。家族全員分の洋服の管理がしやすく、各部屋や水まわりには丈夫空間を活用するため、
・子供部屋には自分の洋服をかけれるようにおしゃれなアイアンのハンガーパイプのみ設置

・脱衣室にはタオルなどをおける収納を完備。
・洗濯機上には仮干しやハンガーをかけるアイアンハンガーパイプとアイアンの棚を設置

クローゼットではなく、ハンガーパイプや収納を上部空間を利用することで床面の空間は広く使えます。
ちょっとしたスペースの活用ですが、有効面積をどう使うかで、全体のイメージや住み心地、デザイン性というのは大きく改善します。

いかがでしたでしょうか?
空間の広がりや生活動線の設計など、建物によってできること、できないこと、やれること、やれないことは新築、中古問わず出てきます。
長く住む家だからこそ見えない部分にも目を配り、しっかりと修繕すること、その上にデザイン性や住み心地などが変わってくると思います。
中古物件を探されている方のリノベーションの参考に少しでもなれば幸いです。
もし住まいでお困りのことやお悩み事などありましたらお気軽にご相談くださいね。

RELATED

関連記事

PAGE TOP